近所の公民館に、週に一度新鮮野菜の旗を掲げて、無農薬の旬の野菜が売られています。
20年近く勤めた会社を脱サラして農業を始められたというその農家の方は、きゅうりのようにひょろっと背が高く、無精髭を生やしながらいつもにこにこ顔で、最近気づいたのだけど、膝のあたりは何回も継ぎはぎを繰り返した穴の開いたズボンを履いています。
「今日はオクラがいい状態です。日差しを浴びてぐんぐん伸びて毎日収穫に追われています♪」など、毎回野菜の一つ一つを丁寧に説明してくれ、初めて見る野菜や珍しいものもあったりして、ここに通うようになってから野菜への興味が増しています。
私は大きなスーパーの買い物は苦手ですが、こういう小さくて、生産者と話せるようなお店は大好きなのだなぁと気づきます。
お店の人と話をすることで、商品を深く知れたり、興味が増したりするだけでなく、その方の商品への愛も一緒にいただいているからだろうなと思います。
愛情と手間暇をかけ育て作った商品を、そのままダイレクトに受けとるので、作り手だけでなく、買う側もその商品への思いが深まり、大切に扱うようになるのだなぁと思います。
そういえば、スーパーでも生産者がわかる商品の方を安心して選んでいます。
昔はきっとこんなお店ばかりで、生産者と消費者の繋がりも今よりもっと深かったのだろうと思います。
この農家さんも、これから先生産性が高まったり、沢山売れるようになったら、こんな小さなお店は畳んでしまうのかもしれないけど…ずっと続いてほしいなぁと願っています。
余談ですが…
私の母も小さな魚屋さんを50年近く続けていますが、(買う側も売る側も)お魚への愛と、お客様との繋がりはとても強い気がします。
さらに母も、継ぎはぎを繰り返したズボンを大事に履いていて、似たものを感じました笑。
二人とも着ているものはボロボロだけど、堂々としていて本当にかっこいい！一生懸命に生きる姿は、見た目を超えてこんなにも輝くものなんだ…と教えてくれます。
小さくてもコツコツと自分らしく生きて輝く2人のように、私も自分の輝きを目一杯出して生きていきたい！です。
YouTubeチャンネルはじめました👇️
ふたごのひとりごと
https://youtube.com/@user-cj5kz3gh4e?si=AxgHc1kZVOwiknmo
ふたごの妹とブログの音読を投稿しています。
チャンネル登録して頂けるととっても嬉しいです♪
