初めてのお茶会

友人にお誘いいただき、初めてのお初釜、初めてのお茶の世界を体験してきました。

 


何も知らないのに行って大丈夫⁉︎と思いましたが、双子の妹が一緒なのでやっぱり心が強い。

会場に入ると、ほとんどがお着物の方(…当然ですよね)と、洋装でもちゃんとフォーマルな出立ちで、私たちのようなほぼ私服はあまりに場違いでした(大汗)

これは想像以上の別世界にやって来たと思いましたが…もう後戻りはできないので、心を静めて今に集中することに努めました。

お部屋への入り方や歩の進め方、手の揃え方、お茶碗の触れ方など、たくさんのお作法があるのでしょうが、何一つ知らないので、とにかく見様見真似でやるしかなく、でも、なぜだかそんな自分に恥らうこともなく、できることをやっていこう!と、とても楽しい気持ちで参加していました。

(以前の私なら、こんな自分では恥ずかしいとおどおどして楽しむ気持ちになれていなかったと思いますが…成長したな!と、自己満足です笑)

 


初めて見る、知る、お茶の世界は、沈黙のなかで先生の振る舞う所作を眺めながら、その一つ一つの丁寧な動きの美しさに心を掴まれ、その場の空気を見えない糸で操るようなお点前に心酔してしまう、とても豊かな時間でした。

 


他にもお茶室の造りのお話を聞かせていただいたり、もちろん美味しいお茶菓子やお茶を味わったり。初めての興奮と緊張でまだ半分も味わっていないのだと思いますが、今の私の精一杯で心を開いて楽しみました。

こんな世界があるなんて、こんな世界を体験できるなんて、生きててよかったー!と心から思いました。

 

でも、まだまだ私の中には、こんな世界を楽しむことに、まだ見ぬ世界を広げることに、自分や家族への抵抗がたくさんあり、今日もそれと向き合い手放しながらの参加で…


北山裕子さんのこの記事に、ヒントとお力をいただきました。

 

https://www.maemuki-k.com/entry/2024/01/24/220156

 

これからも、日々自分のなかの要らない価値観を手放しながら、豊かな世界を広げていきたいと思います。